そして本日もまたツイッターの方で再びウルトラプロのスリーブの使用の可否について物議が醸し出されていて、ドクター・オー氏のツイートが興味深かったのでブログの方にまとめさせていただきたいと思います。
※今回の記事はあくまでぎざみ個人の見解であるため、鵜呑みにされないようお願い致します。 ウルトラプロのスリーブはそのザラザラ感と質などから非常に愛好家が多く、私もウルトラプロのスリーブを遊戯王などで使用しておりました。
しかし2011年、ヴァンガードが誕生した当時のウルトラプロのスリーブでは
以上のようにUltra-PRO特有のホログラムによってグレードの部分が隠れてしまい、これはさすがに公式大会での使用は難しいとされていました。
そこでウルトラプロからホログラムの場所がズレたスリーブが新登場しました。
これでグレードが隠れないために使用が出来る──と思いきや
A.どんなに小さい物でも、テキスト部分にかからない物でも、透明部分にマークが入った物は使用出来ません。
という解答があるためにやはり使用は不可能であると思われていました。
しかし2013年2月にUltra Proは、Cardfight!! Vanguard(海外版)の公式ライセンスを取得。
これで使用が可能になるかと思いきや、公式から特にアナウンスがないために本当に使用が可能なのかどうかが不明。
今年の5月、私もウルトラプロスリーブが使用可能なのかどうか気になり、ツイッターでは疑問が絶えませんでした。
その時のツイートまとめ ブシロードサポートに電話した限りでは
マーク(丸いホログラム)が入っている限り、あれがどこにあろうが」使えない。と返ってきたそうなのですがブシロードTCG応用フロアルール ver.1.00には
「ファイターがスリーブを使用する場合、それによってカードの見分けが付かないようにしなければなりません。また、ホログラムやマークなどがゲームに必要な情報を隠すようにしてはいけません。ス
リーブの中に対戦で使用するカード以外のカードや印刷物等を入れてはいけません。」
と書かれているため、必要な情報を隠していないスリーブであれば使用は大丈夫なのではないかと私は思いました。(今年7月に更新されたver.1.01でも同様のことが書かれていることを確認しました)
とは言え怪しいことに変わりは無いため、直々にVG事務局にメールを送りました。
送ったメールの文章そのまま
Ultra-PRO社製のスリーブ等にある、スリーブの透明側部分にホログラムマークがある物の使用は可能でしょうか?
マークがカードのテキストを一切隠していない場合です。
これに対する返答が(2013年5月30日)
<回答>
表面にマーク等が存在するスリーブのご使用は推奨いたしません。
カードの表面は、イラストや枠まで含めて、全てがカードの「情報」です。
それらを隠してしまう恐れのあるスリーブを公認・公式大会でご使用いただいた場合、
当日のジャッジに、スリーブを変更するよう指示される可能性があります。
ですので、ご質問のようなスリーブは、最初からご使用されないことをおすすめします。
以上です。
今後とも、『カードファイト!! ヴァンガード』をよろしくお願いいたします。
使用禁止と断言せず、推奨しない、当日のジャッジ次第とやや曖昧な返答が返ってきました。
その当時の自分は「まぁ公式大会で使用したらジャッジ次第で何を言われても文句は言えない」程度の認識で、やや煮え切らない気持ちになりました。禁止なら禁止と決め付けてくれればいいのに。
そしてそれから3ヵ月半後の本日、だぶりす氏がドクター・オーにウルトラプロ製スリーブの使用の可否について質問を投げかけました。
ねぇこれ元のツイートどうやっても消せないんだけど 相変わらず禁止なのかどうか曖昧なままですが、恐らくドクター・オー氏の発言からするとウルトラプロのスリーブを禁止と明言はしたくない様子。(そもそもドクター・オー氏の立場ではっきり禁止だと明言してもいいのかは怪しいところであるが)
しかし禁止と明言しない理由として、出来ることならウルトラプロのスリーブを使わせたくないわけではないと思っていると感じました。
下手に禁止だと明言した場合、それを知らない者が公認大会で「そのスリーブ使えませんよ^^」と指摘されてジャッジキル(もしくは警告)を貰う可能性が出てしまい、それはさすがにヴァンガード公式としては微妙なところなのでしょう。
(勿論明言した場合ならルールを読まない人が悪いのだが、ヴァンガードのメイン層を考えると一部のスリーブのみ使用禁止というルールまで知っておけというのはあまりに酷だろう)
ホビーステーションなどのカード店でウルトラプロを扱う店も増えていますし、子ども層にそのスリーブだけはヴァンガードの大会で使えないよ^^と今から言うのも難しいかと思われます。
そして何より、何も悪くないUltra-PRO社のスリーブは禁止!と名指しで禁止すること自体が難し過ぎると思います。
かと言って「表面にマークがあっても必要情報を隠さなければ大丈夫」だと明言出来ない理由は、おそらくその解答を利用したマーキング発生を危惧したものでしょうか?
もっともその解答が出たところでどうやってマーキングするのかは私には思いつきませんが、トラブルの可能性がある以上はっきりとオッケーと言えないのが現状なのでしょう。スリーブの表面にシール貼り放題されても困りますし。
この問題をスッパリ解決する方法はたった一つ、ヴァンガード公式が「Ultra-PRO社のスリーブの使用を認める、ただし必要情報を隠さない場合のみ」と言ってくれれば良いのですが、海外はともかく日本のブシロードがUltra-PRO社と繋がっているかどうか分からない現状ではあまり期待出来ないでしょう。
現状はドクター・オー氏の「私がジャッジならば[全国大会本戦(位の高い大会)]の場で[対戦相手申告があった場合]は交換の指示を出します。他の大会では文字数字に隠れていない場合は問題なしと判断します」という文章に従うのが最も適切であると思われます。
公認大会レベルで、グレードが隠れていないウルトラプロを使用されてそれでいちいち突っかかってくる人間自体そもそもそんなに多くないと思いますし、ましてその要求を通すジャッジはもっと少ない(と信じたい)と思うので、公認大会程度なら使用しても良いと思います。
CSなどの非公認大会であれば事前に主催などに使用の可否を確認しておくと良いと思います。
ただしブシロード主催の大型公式大会などでは無用のトラブルを避けるためにも使用は控えておくのがいいかもしれません。もちろんいちいちうるさいプレイヤーが存在しなければそれが最も幸いなのですが、残念ながらジャッジキルという言葉が(何故か悪い意味で)浸透してしまった現在ではそれを狙ってくる人間が居ないとも限りません。
黙認に近いグレーゾーンで、白黒はっきりしてもらいたい人にはなかなか納得してもらえないかと思いますが、今回はもうブシロード側にも大人の事情があると受け入れるしかないと思います。
公認やCSでの限定使用と割り切るしかなさそうですね……
っていうかそもそもウルプロ使われただけでいちいちジャッジ呼ぶような馬鹿がいなければ問題はそもそも起こらないんですけどね。スリーブによるマーキング自体は結構あるので(私も何件か知ってます)難しいところです。
以上、ぎざみ個人の意見でした。もしこれに従って公認大会でウルトラプロ使用して万が一ジャッジキルされても責任は取れませんのでよろしくお願い致します。
大手を振ってウルプロを使用出来る日が来るのを祈っております。